水の祈り

あなたの水を広島に送ってください。

2007年からささやかに始まった「水の祈り」。
ひろしまの原爆の日の前日に、原爆ドーム横を流れる元安川(太田川支流)の河川敷にて、日本・世界各地から送られてきたすべての水を合わせて、祈りを捧げ、元安川に流します。
元安川は原爆ドームの横を流れる川。あの日、原爆が炸裂し、被爆され体内まで火傷を負った多くの人々は水を求めて元安川に入り、一口水を含んですぐに亡くなられ、亡くなった人々で川は埋まっていったと言われています。 命の源である水が、生きるための水が、あの日は、命を奪う水となりました。
そんな川の側で、あの日に亡くなった多くの人々のことを想いながら、そして今私たちが体験している絡(もつ)れた現実を思いながら、記憶物質としての水に祈り、水を合わせ、水を捧げたいと思っています。 どうぞ、あなたの場所の水を、あなたが心寄せる場所の水を、広島に送ってください。 水は水道水でも構いません。 どんな水でも、その土地の歴史を含め、人の動物の植物の命の記憶をもその内に含んで存在する、尊いものだから。 もちろん特別な水も大歓迎です。
送っていただいた水を合わせ、思いを馳せ、心寄せ、祈り、献水いたします。

太田川
太田川

水を送ってください。

水の送り方、送り先

1) 
送っていただく水を500cc以下のボトルに汲んで下さい。
2) 送り主・取水場所(県名も)をペットボトルに直接油性のマジックでご記入ください。
  (祈り・メッセージがあれば同じくご記入ください。)
3) 2023年8月4日(金)必着で下の住所までお送りください。(申し訳ありませんが、送料はご負担ください)

●発送先
〒730-0805
広島市中区十日市町2丁目1番27号 
青原彰子 気付「水の祈り」


★★★★★当日につきまして★★★★★

時間は午後5時半ぐらいからと考えています。
イベントとしては、計策していませんので、ささやかにおこないます。
もちろん当日、祈りの現地に水を持ってきて頂いても大丈夫です。

●日時:2023年8月5日(土)17時頃〜

●場所:広島県広島市 ポプラ跡 Googleマップ
目印はポプラの木です。 近くまで来られて、わからなければ中村俊一(090-2863-6173 )にお電話ください。

●問合せ 090-2863-6173 中村俊一 にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

●目的

ひと人が、ひろしまに集まり、ひとと人が繋がり広島から発信できる為の小さなムーブメントをつくる事を目的とします。それぞれの思いと共に集まった水を太田川の水の流れと共にカヌーで運びます。そしてその水を合わせ、合わさった水がまた世界中の隅々へと沁み渡る新たな旅立ちへのプロジェクトです。

広島の被爆77周年、真の平和、環境を発信する場として、広島の役割は大きく変化しています。

カヌーで川下りをするひとたち、川辺で応援するひとたち、その様子を見るひとたち、ひとりひとりが普段から生命の水に意識をむけてもらえるよう、静かな時間を共有し、新しいスタートとしての場の提供。そして、いつの間にか、新しいひろしま8.6の風景の一部となっていく、自然発生的なプロジェクトを目指します。

沢山の被爆された方々が水を求めて亡くなられたように、私達人間、地球に存在する全ての生きとし生きるものにとって、水は生命の源です。その生命の水を運び、水に思いをはせ、水を合わせ、祈り献水します。

2022年の様子

今年は昨年できなかった川下りからの水の祈り。8月5日、太田川上流部にあるキャンプ場より、集まった水と一緒にカヌーでスタートです。

太田川水の祈り2022
太田川中流域には、街から近いのに自然の景色がまだ残っています。
晴れあり、雨あり、曇りあり・・・。全ての天気を経験したようなダウンリバー。

太田川水の祈り2022
今年の水の旅には、四国、中国、東北地方から仲間たちが集まってくれました。

太田川水の祈り2022
今年の水の祈りは、まずウクライナのお茶とロシアのお茶を体の中で水合わせするティーセレモニーから。

太田川水の祈り2022
集まった水が、集まった人によって合わさっていきます。

太田川水の祈り2022
誰も読むことはできなかったけれど、ウクライナ語のメッセージも。

太田川水の祈り2022
集まり合わさった「水」というか「意識」は、太田川から海へ。
今年もたくさんの方々が集まってくれました。ありがとうございました。


2021年の様子


今年はコロナ禍ということもあり、8月6日に行われる灯籠流しも中止。5日のダウンリバーも控えることとなりました。

太田川 水の祈り 2021

「8月5日の夕方、ポップラで・・・」この言葉で、声をかけなくても集まってくれる方々が少しづつ。

太田川 水の祈り 2021
体は来れなくても、水がやってきます。その水が合わさり太田川から世界へ。


2020年の様子

豪雨災害の爪痕が残る山々をくぐり抜けて広島の街中まで流れる太田川。

都会が近いのに水辺では自然を感じることができる。

毎年8月5日の夕方、誰も何も言わなくても誰かがいる空間になってきました。

集まり合わさった水は、太田川から海へ、そして地球を覆うイメージ。


2017年の様子(2018年は西日本豪雨の影響もあり川下りをしませんでした。)
今年も柳瀬キャンプ場より原爆ドームまでカヌーで水を運び、夕方、ポプラ前で水合わせのセレモニーを行いました。当日の様子を写真と共に報告させて頂きます。


連日の暑さが今日も続きましたが、時より雲がでてくれて日差しが少しだけ和らいでくれました。今年は4人でカヌーで水を運びました。太田川の中流域、町から近いにも関わらず水が澄んでいて気持ちが良いです。水に入って遊ぶ子ども達もチラホラ。

高瀬堰まではいくつかの瀬があります。今年も川の水量が少なかったため石や岩が表れて、それらを避けるので忙し忙しパドリング。

高瀬堰はカヌーをポーテージ(カヌーを担いで陸路を歩いて進むこと)して越えます。お昼はカヌーの上でサンドイッチ。

景色はだんだんと町の風景に・・・。潮の流れを感じながらのんびりと原爆ドーム前まで漕いでいきます。

ゴール地点のポプラ前に到着すると、全国から水を持って人達が集まりはじめていました。子ども達も集まって水合わせのセレモニーが始まります。

ひとつひとつの水を何所から来たのかを読み上げてから、ひとつのガラスの瓶の中で交ざり合います。合わさった水を囲んでみんなそれぞれの思いを心にとどめます。希望者は合わさった水を持ち帰りそれぞれの思う場所へと運びます。水は最後に太田川へ献水。気持ちのよい水がここ広島から世界中をめぐることをイメージしながら・・・。
今年で4年目となりました「水の祈り」。継続していく中で「水」とは何なのかなど、新しい学びを感じます。毎年8月5日、「あそこに行くと必ず誰かが水合わせやっているよ」といった日にしていけたらいいなと思っています。

2015年の様子
沢山の皆様の応援、どうもありがとうございました。無事に太田川を下り、水合わせのセレモニーを行う事ができました。当日の様子はこちらからご覧下さい。 →当日の様子


問い合わせ先:太田川・水の祈りプロジェクト 
中村俊一 090-2863-6173

主催:太田川・水の祈りプロジェクト